【金沢】25年間の太平寿し経験を経て独立した、太平イズムの第一人者が握る、また来たくなる金沢前寿司「飛」

【金沢】25年間の太平寿し経験を経て独立した、太平イズムの第一人者が握る、また来たくなる金沢前寿司「飛」

 

飛 (tobi)

金沢駅からのろのろと散歩すること20分。尾山神社のすぐ近くにひっそりと佇む寿司屋がある。その名は「飛」。金沢のレジェンド店「太平寿し」出身、25年間の修行を経た大将が、太平イズムを継承しながら独自のスタイルで提供する金沢前の寿司を楽しむ。

 

 

【アクセス】

金沢駅からタクシーで10分

 

 

【コース】

おまかせ:12000円

 

 

【このお店のスペシャリテ】

・イカ耳

アカイカ。シンプルにコリコリ。これが美味いんだよなぁ。

 

・真鯛

能登。もみじおろしで。

 

・マトウ鯛昆布締め 赤西貝

素晴らしい。太平イズムの真骨頂。シャリを食べた瞬間に、あぁ太平の白シャリだ!と笑顔になれる。

 

・あん肝

輪島。さっぱり目で夏には良いおつまみ。

 

・毛蟹

能登。蒸し寿司。毛蟹の身をほぐしてシャリをミックス。あったかい。

 

・アジ

非常にさっぱりと食べることができるシンプルなアジ。

 

・中トロ

能登の120kgの個体。見た目が美しい。サクサク系の食感でさっぱりとした脂で食べやすいマグロ。

 

・鰻の手巻き

熱々に焼いた鰻をパリパリの海苔と白シャリでシンプルに巻いた豪快な逸品。食べ応え満点。ガッツリ感のある意外性のあるネタ。

 

・甘エビ

金沢前寿司の代名詞的なネタ。ほんのりとついた青い卵も美しい。海鼠腸の大人の感じに変化している。

 

・のどぐろの蒸し寿司

太平寿司のスペシャリテを継承。あったかい寿司という度肝を抜かれたイノベーティブな寿司をここでも味わえるのは嬉しい。瞬間的に完食。

 

・漬け

美しき色ツヤ。やっぱり自分は赤身派だと確信できる王道ネタ。サクッと系。シンプルに美味い。

 

・イワシ巻

シンプルに美味い。シャープなイワシは脂がのっている。

 

・イカの炙り

アカイカ。火入れにより甘さ倍増。炙りの香ばしさ含め、絶妙なネタに仕上がっている。太平系のシャリともベストマッチ。

 

・炙り漬けネギトロ巻

名前からして反則。まるでカルビのような香ばしいトロは、ナイスバディな日焼けギャルのような味がする。グラマーでイケナイ危険なネタだ。

 

・バイ貝

北陸ネタ。じゃきっ、としたかみごたえを塩レモンとともに。爽やかに食べられるコースの起伏を作り込むネタ。

 

・出汁巻

プルプルアツアツ。コラーゲンのようなプルプル感。

 

・かっぱ巻き

締めはわさびたっぷりのかっぱ巻き。瑞々しいわさびは鼻を抜けて爽快感がある。さっぱりとしていて締めの一品として大満足。

 

・シャリ玉

本家太平寿しと全く同じ配合のシャリとのこと。個人的に太平寿しのシャリが大好きなので、このシャリ玉は永遠に食べていたいくらい。甘めの白シャリで食べやすい味付け。

 

 

【まとめ】

やはり太平寿しのDNAを継承しているだけある名店。太平寿しで25年間腕を磨いた飛地大将が作り上げる雰囲気、味、そして値段。総合的に見て、非常に満足度が高い。本家、太平寿しとの共通項や違いを楽しむことができるため、太平寿しファンならなおさら嬉しい。厳しくも優しい雰囲気の飛地大将が語る、故高谷親方とのエピソードは感動的。また訪れたくなる北陸の名店だ。

 

 

【食べログ】

https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17010234/top_amp/

 

 

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