【西宮】次世代を担う31歳の大将が握る、瀬戸内フィッシュ寿司「鮨 たかまさ」
鮨 たかまさ (sushi takamasa)
神戸の中心地、三宮から電車で20分ほど。西宮市の閑静な住宅街、苦楽園口に佇む寿司屋「鮨 たかまさ」。神戸の名店「鮨 まつ本」や大阪の名店「寿し おおはた」で修行をした31歳の若き大将。広々とした10席の開放感あるカウンターで、寿司の世界を体験する。
【アクセス】
苦楽園口駅から徒歩5分
【メニュー】
おまかせ:1.4万円
【このお店のスペシャリテ】
・白子の蒸し寿司
シャリの美味さを実感できる一皿。硬めでしっかりとしたシャリとクリーミーな白子が中和される。ややシャリの方が強めでその塩梅が良い。
・伝助穴子の炙り
なかなかレアな一皿。大きな兵庫の穴子を骨切りし、炭火で軽く炙ったもの。口に入れた瞬間の炭の香ばしさとさわやかな脂がナイス。ハモよりも脂のノリと食感が素晴らしいネタだ。
・のどぐろ炙りのり巻き
ガツンと美味い。ちんちんに炙られた脂たっぷりののどぐろ。冷蔵庫で干すようにして保存。みりんを入れた煮切り醤油が余計にマッチする。
・ハリイカ
サクッとした食感とすだちの酸味に笑みがこぼれる。ネタもシャリも大ぶりの握り、とてもありがたい。
・鯛
明石の鯛。ナイスフォルム。静かに噛み締めていくと味が徐々に増していく。
・マグロ赤身
青森県大間の340kg。大胆な切りつけと大きめのシャリで。尾を引く酸味が素晴らしい。
・サヨリ
透き通る見た目のサヨリはまさに魚界のアナと雪の女王。口に入れるた瞬間にハードな食感、噛み締めると昆布締めのじっとりねっとりとした風味。硬めのシャリとの相性抜群。噛んでいて楽しいネタ。
・トロ
脂めのネタには温かめのシャリを合わせる、という定石を守った王道の握り。シャリとのバランスが最高。
・車エビ
鹿児島の車エビ。一尾をまるごと贅沢に頬張る。エビだしに漬けた個体をボイルしているため、噛めば噛むほどエビの香りが広がっていく。口内のハッピー感がエグすぎる。
・ぶり
熟成6日目、佐渡のぶり。裏側を炭火でサッと炙ってある。食べ応え十分。酸味がありオトナな味。マグロのような味。いい意味でぶりらしくない、珍しく面白い味。
・シャリ玉
水分を控えめにした硬めの米に、酸と塩気が香る赤シャリ。
【まとめ】
大ぶりな握りがとても印象的だった。ネタの大ぶりな大胆な切りつけ、他の寿司屋よりも大きめのシャリ。「ウチは寿司屋なので寿司を食べたという気持ちで帰ってほしい」という大将の言葉。今や食べログ全部門1位の「日本橋蛎殻町すぎた」の大将の言葉と重なる。
1.5万円のおまかせはボリューム満点で食べ応え十分。プライベートでも全国の寿司屋を食べ歩く勉強熱心な大将。女将の接客もステキで、居心地が良い。今後、ますますレベルが上がっていくこと間違いなし。神戸発、次世代の名店だ。
【食べログ】
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/hyogo/A2803/A280301/28048314/top_amp/