【札幌】魚米旨と書いてすしと読む!寿司文化が詰まった北海道を代表する名店「姫沙羅」
姫沙羅
(himesyara)
全国トップクラスの寿司偏差値超高エリア、札幌。以前、すすきので営んでいたが、3年前に円山公園に移転。札幌を代表する寿司屋「姫沙羅」。札幌寿司職人界のドン、田中大将が繰り広げる、姫沙羅ワールドを堪能する。
【アクセス】
円山公園駅から徒歩7分
【コース】
おまかせ:22000円
【このお店のスペシャリテ】
・このわたの茶碗蒸し
・とろたく巻
「ウチの不動の1番バッターです」と大将。まずはいきなりとろたく巻き。食べ応え満点で有明海苔がパリパリ。甘くて美味い。先制パンチを食らった逸品。
・ヤリイカ
本体とミミの2段仕立て。包丁を何度も入れて、歯切れが良い。2日寝かせ。
・白子
タラの白子を握りで。リゾット仕立て。すだちがさっぱり。でも余韻の濃厚さ、香りが引き立つ逸品。
・小トロ
赤身と中トロのいいとこどり。グラデーションが鮮やか。ワイルドな酸と甘い脂のどちらも楽しめる。
・ドーピング巻き
中トロにたくあん、無添加のバフンウニの3段握りをパリパリの海苔で包み込んだ、姫沙羅的反則の逸品。誰が食べても間違いなく美味いに決まっている。悶絶。
・姫沙羅おつまみセット
出ました姫沙羅のおつまみセット。全食材が北海道ネタ。岩もずく、ズワイガニ、塩ウニ、鯨ユッケ、牡蠣、サワラ、白老牛の握り、たらこ、ほっけ、ツブ貝、銀杏、あん肝。という12品の道産子ツマミオールスターズ。日本酒が進まないはずがない。中でもサワラの炙り、白老牛の握りが好き。
・サワラ
こちらも北海道産。ねっとりと、シャリと溶け合う。
・ホッキ貝
素晴らしい。シャリと混ざり合いジャキジャキ系食感はたまらない。塩とすだちがより一層ネタの良さを引き立たせる。
・メヌケ
キンキよりも脂が優しいネタ。工業用のドライヤーで皮目を炙り、体温レベルの温度に。それをシャリと混ぜ合わせる。美味い。
・ボタンエビ
姫沙羅のアイドル的なネタ。4番バッターがここで登場。身をシャリに巻き、頭肉と味噌、を投入し、青い卵を載せて、完成。ボタンエビ、の全てが詰まった至高の逸品。このネタを食べに、わざわざ札幌に来る価値がある、ぶったまげた逸品。
・シメサバ
函館のサバ。締めてから5日目。モデル級のスレンダーフォルムに大興奮。脂の乗りが素晴らしく、思わずうっとりしてしまう。美人だなぁ。
・ムラサキウニ
出ました寿司屋の濃厚ソフトクリーム。口に入れた瞬間にさっと口溶けし、どんどんと甘さが広がる最高級な逸品。
・シャリ玉
赤と白の2種類。酢は京都の飯尾醸造の赤酢と米酢を用途に合わせて使用。赤も白も優しくもコクがある味わいで余韻がしっかり。単体でも余裕で食べられるシャリだ。
【まとめ】
「寿司はワンチャンス」「寿司という日本文化を楽しんでほしい」「鮨と書くのではなく、魚旨と書いて寿司」という名言連発姫沙羅ワールド。
まさに、口に入れたらほんの10秒で消えてしまうのが寿司。その10秒間に口内で魚と米が混ざり合い、格段に美味くなるような握り。儚いアウトプットの裏側には、職人のこだわり抜かれたこだわりが詰まっている。その細かな仕事を大切にするのが寿司であり、それは日本特有の文化なのである。握り→つまみ→握りという三部仕様で構成されたおまかせにもストーリーが詰まっている。「ウチは寿司屋だから、握りで始まり、握りで終わるような構成にしてるんだよ」と笑いながら逸品を繰り出す田中大将。緊張感がありながら、寿司について聞けばアツく語ってくれる。
北海道の食材を詰め込んだ姫沙羅ワールドを、ぜひ堪能してほしい。
【食べログ】
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/hokkaido/A0101/A010105/1057657/top_amp/