【福岡】2021年2月オープン!季節の料理と塩レモンで食べる寿司を楽しめるハイコスパな創作店「いでの上料理店」
いでの上料理店
(idenoue ryoriten)
【アクセス】
赤坂駅から徒歩10分
【コース】
おまかせ8000円
【いただいたもの】
・鯛とウニ醤油
シンプルだがいきなり美味いつまみ。濃厚なウニ醤油を身に纏った筋肉質な鯛は食感、味わいともに最高。後半はウニ醤油にシャリ玉を投入し、これまた至高の味わい。
・フグそうめん
創作的な逸品。島原そうめんをオクラのスリ流しでスルスルと啜る。上に載っているのはフグのコンフィにカツオ梅。初夏を感じさせる爽やかな逸品。
・トビウオのたたき
屋久島のトビウオの叩きにガッツリと薬味を載せていただく。もっちりとした食感のトビウオはさっぱりの味わいだが、薬味と食べることでインパクトが増幅する。
・キス、インゲン、水茄子の酢の物
夏らしいカラフルな色合いに笑みが溢れる。想像以上に肉厚のキスとインゲン、水茄子を土佐酢ジュレでさっぱりといただく。美味い。
・地鶏と九条葱の水炊き
博多らしいお椀がここで登場。しっかりした歯応えの地鶏つみれとシャキシャキの九条葱をスープとともに味わえば心が温まる。美味い。
・アコウ
1カン目はアコウから。醤油ではなく塩とレモンの酸が香る。シャリとの相性も良く美味い。
・ヤリイカ
博多らしい波造りのフォルム。芸術だ。大将曰く、これからがヤリイカの時期だという。波打つ部分が歯に心地よく入ってゆく。
・マスカルポーネチーズとイカの塩辛
カラフルで可愛いおつまみ。塩辛てマスカルポーネチーズが混ざり合うとこんなにも複雑で不思議な味になるのかと驚嘆。ちびちび食べて幸せを感じます。
・漬け車海老
いでの上料理店のスペシャリテのひとつ。茹でたての車海老を秘伝の海老出汁に漬け込んで枝垂れフォルムで提供。口に入れた瞬間のムチムチ食感が最高。レアな火加減がたまらない。漬けダレはオープン以来海老の頭や殻を煮詰めた秘伝のタレ。美味い。
・赤身塩
ここからはマグロの食べ比べ。まずは塩で。塩で食べるとマグロの香りと旨みを口に入れてすぐに感じる。
・赤身醤油
次は醤油で同じ個体同じ部位をいただく。醤油の方がより一層味わい深くなっていく感覚。いずれにせよ美味い。
・アジの塩締め
塩締めの文字通り、塩味を感じながらアジの脂をどんどん深く感じられるような逸品。
・イサキのごまだれ漬け
面白くて美味い逸品。強烈なゴマの香りが鼻を抜けた後に、イサキのもっちりとした身質と旨みが追いかけてくる。ごまだれ、美味すぎる。
・赤ウニ
唐津の赤ウニ。どんどん甘さが膨らんでいく余韻が深い逸品。ビターチョコレートのような深い味わい。これぞオトナのウニだ。
・うなぎ巻き
焼きたてのうなぎをシャリと海苔でいただく。出された瞬間にうなぎのタレの旨そうな香りが食欲をそそる。口に入れた瞬間に寿司屋の鰻重が完成される。間違いない逸品。
・稲荷巻き
締めのスペシャリテ。干瓢巻きかと思いきや、油揚げを紫蘇とともに巻き上げた逸品。噛めば噛むほどジューシーなお出汁が滲み出てくる。
【まとめ】
2021年2月にオープンした福岡の新店。店名の通り、寿司屋ではあるものの季節の食材を調理したつまみが秀逸なのが楽しい店。握りは多くのネタで塩とレモンをかけていただくスタイルでこれまた楽しい。大将の井手上さんは47歳。口数は少ないがホスピタリティに溢れた方で時折見せる笑顔がステキ。今ならまだ予約も取りやすく、おまかせの価格も8000円と超満足度が高い。これからどんどん人気になっていくこと間違いなし。今のうちに通っておきたい新店です。
【食べログ】
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