【新橋】2021年12月オープン。5坪7席の「狭くて美味い」住所非公開の寿司店「みこ寿司」
みこ寿司
(mikozushi)
【アクセス】
新橋駅から徒歩5分
【コース】
ネタごとに値段が決まっており、お好みで注文。
【いただいたもの】
・ツブ貝(サービス)
まずは突き出しでツブ貝。
・そでいか(220円)
九州のそでいかはねっとり系で。赤シャリとの馴染みが良く食べやすい。
・赤身(330円)
このマグロは長崎の養殖モノ。養殖らしい脂のノリが特徴で、中トロに近い。美味い。
・中トロ(550円)
このマグロは、日本一のマグロ卸「やま幸」から仕入れているというこだわりっぷり。この日は大間の延縄。赤身の脂よりも香りを感じるイメージ。余韻が強い。
・小肌(330円)
東京湾の小肌はテンションが上がる。少し変わった2枚付けのフォルムが面白い。上にはガリを乗せて。締め加減は結構強めだが水分量が多くジューシーなタイプ。後味さっぱりで食後感が心地よい味わい。
・アジ(330円)
長崎。キラキラっと輝くイケメン、ガタイの良いアメフトタイプの体型だ。口に入れた瞬間の食べ応えとコリッとした表面の食感に、後半広がる脂の余韻。相当美味いです。思わず追加でおかわりした。
・真鯛(330円)
愛媛。瀬戸内海の真鯛。さっぱりしつつも豊満な甘さを感じる色気タイプ。皮目のコリコリがたまらない。
・ブリ(550円)
福井。この時期は福井のブリが調子良いらしい。口に入れると勝手に溶けていく。脂は全然くどくなく、ちょうど良い。美味いです。
・ホタテ(330円)
もちろん北海道。見た目からしてぶりんぶりんの質感。ぶりん、からのじゃくっとした食感が最高。食感を楽しむホタテだ。
・赤貝(550円)
韓国産の赤貝がここで登場。水分量たっぷり。フルーティ感が香る。
・車海老(550円)
奄美大島。オペレーション的に茹で置きスタイルで。海老自体は小型だが、噛むほどにしっかりと味が出てくる。
・白海老(サービス)
オーナーのご好意でオマケの一品。富山の白海老は軍艦で提供。人肌のシャリとひんやり冷えたトロットロで甘い白海老の組み合わせは絶妙。美味い。
・ムラサキウニ(880円)
超大型のムラサキウニはカナダ産。粒がデカい。口に入れるとビターな香りとねっとり甘い香りが広がる。赤ウニとはまた違う、独特なビターチョコレート風の面白い味わい。
・バフンウニ(880円)
こちらはロシア産。あまーくトロッとした触感とパリパリの海苔の組み合わせが良い。海に潜ったかのような感覚になれる逸品。
・トロ手巻き(550円)
やま幸の大間マグロをふんだんに盛り込んだ贅沢なトロ鉄火巻。トロ、赤シャリ、海苔の三位一体。食べ応え満点で最高。海苔は佐賀の有明海苔。
・納豆手巻き(330円)
これまた面白い逸品。山形の納豆に岩海苔の佃煮をミックスしたオリジナルの納豆巻き。持った瞬間に温かく、バリバリッと音を立てて頬張るのが堪らない。納豆巻きを出す寿司屋は意外とないので、嬉しい逸品だ。
・ブリの漬け
裏メニューとのことでいただいた逸品。味が入っており食べやすい。
・しじみのお椀(330円)
宍道湖のしじみを使用した赤出汁。しじみの滋味深い味わいにホッとする。
・シャリ玉(無料)
温かいシャリをシャリ玉にして出していただく。米は柔らかめで米本来の甘さ、旨みを感じるタイプ。赤酢は岐阜の3年熟成酢を1種類、そこに塩と砂糖を使用。見た目以上に味はキツくなく、これ単体でパクパク食べられてしまうバランス系のシャリだ。
【まとめ】
2021年12月に試験的にオープンした、5坪7席の「狭くて美味い寿司店」。2021年に都内の流行になった「高級立ち食い寿司」の進化版といった感じ。大将はシフト制で、昼夜のシフト制によって数人が日替わりで握るようだ。
おまかせでもOK、お好みでもOKでサクッとでもガッツリとでも美味い寿司を食えるとあって、すでに予約難易度も上がってきている。オーナーの中村さんはIT業界のビジネスパーソンとしても活躍しているが、寿司好きが高じて寿司屋のオーナー業にまで手を伸ばした実業家だ。「この業態で10店舗まで拡大したい」という野心をのぞかせており、この業態がバズる予感しかしない。
寿司業界に新たな旋風を巻き起こして欲しい、新時代の寿司店だ。
【食べログ】
なし