【大阪】まるで寿司の美術館!日本一アートな寿司屋「鮨 shizuku」
鮨 shizuku
(sushi shizuku)
【アクセス】
長堀橋駅から徒歩4分
【コース】
おまかせ16000円
【いただいたもの】
・アオリイカ
いきなり代名詞的なネタ。400回包丁を入れているというアオリイカの握りからのスタート!1カンあたり、なんと3時間もの時間を費やして包丁を入れているという変態ぶり。言葉が出てこないほど美味い。
・タイ
美しく丸みのあるフォルム。見た目をさらに超えてくる分厚さをとても感じる逸品。噛むほどに味が出てくる。
・ヒラメ
スペシャリテ。ヒラメを2枚付けにして、その間に食用の薔薇と海苔を忍ばせているという。いわゆる錦鯉に見立てたフォルム。アート性の高い寿司をこれまで何度も見てきたが、間違いなく全国ベスト3にランクインするレベルの美しさです。これを求めて鮨shizukuへ来たといっても過言ではない。
・ヒラメのおつまみパフェ
これまた美しい逸品。ヒラメと梅を和えたもの。チビチビと少しずつ食べ、幸福感を得る。
・石鯛の食べ比べ
マニアックな食べ比べ。長崎県五島列島の石鯛を1カン目は塩とすだち、2カン目は醤油と山椒で味を変える。もっちりとした食感で、噛めば噛むほどシャリと混ざり合うハーモニーを感じられる。
・サワラの藁焼き
厨房で炎が上がっていた、藁で炙りたてのサワラを分厚くカットしてステーキ風に。もはや肉のステーキよりも美味い。食べ応え満点で幸せだ。
・シマアジ
むっちむちに膨れ上がったフォルムがたまらなく興奮する逸品。皮目側のコリっと感と身のねっとり感のコントラストに悶絶。
・金目鯛
皮目を炙った様が色っぽい。トロっととろけて消えていく。
・ホタテとカニの茶碗蒸し
・炙りトロ
美しい。炙りトロって結構珍しい。シャリとネタの間にわさび、ネタの上にもわさびが載っているが、脂が甘いのでむしろちょうど良い。
・赤身漬け
真っ赤に染まった、照り輝く色が美しすぎる。トロよりもマグロ本来の香りを感じられ、かつ味の濃さは赤身の方が強いからこそ、あえてトロの後に赤身を提供するという。これぞマグロ!というパンチ力のある赤身だ。
・フラワー巻き
どこまでも美しい手巻きが登場。魚の切れ端を菊花や食用薔薇、すだちなどと和えて、それをパリパリの海苔で巻いていただく逸品。いろいろな味わいがミックスされ、不思議の国に迷い込んだかのような面白い味がした。
・枝垂れ車海老
半生に茹でた車海老に、たっぷりの黄身酢朧をまぶし、寿司下駄ギリギリに置かれるアートな逸品。ずっと眺めていたい。食べてみると半生のプリッとむちっとした食感と朧も含めたエ海老の甘みが強烈に追いかけてくる。うますぎる。
・トロたく巻き
・寿司屋のオムライス
インパクト大、記憶に残る締めの逸品。玉ではなく、オムライス風に仕立てた寿司が出てきた。なにこれ!という驚きが止まらない。元洋食出身だという大将の考案メニュー。青のりを混ぜたシャリの上に、目の前で調理されたスクランブルエッグ、そしてトドメはバフンウニを載せていただく。唸りまくりました。
・大人のエビマヨ太巻き
とっておきの追加の品をいただく。題して「大人のエビマヨ太巻き」。そのネーミングの時点でヨダレが止まらないですよね。茹でたての半生車海老と、海老の朧をふんだんに使用したタルタル風マヨネーズをどっさり、そして大葉もミックスしてバランスをとる。非常にヤンチャだが、
・シャリ玉
シャリはネタに応じて3種類を使い分けるというこだわりっぷり。赤酢、米酢、ミックスの3パターン。こうやって並べてみると色が全く違う。
【まとめ】
大阪の超予約困難店。最大の特徴は、提供されるネタのひとつひとつがどれも美しいアート性に満ち溢れていること。見て美味い、食べて美味い寿司たちは全てがここでしか食べられないものだなと感じました。そりゃあ、人気が出るなと実感しました。
大将の川下さんは2代目の39歳。元洋食店での経験もあるとのことで、締めのオムライスなど、オリジナリティ溢れる品々は生涯の記憶に残りそう。こんなに独自性が高い寿司屋を体験することができて、大興奮しました。
また訪問したい、面白い名店です。
【食べログ】
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/osaka/A2701/A270201/27093524/top_amp/