【福井】北陸イチの若大将が繰り広げる、奥深い握り寿司の世界へ「鮨 十兵衛」
鮨 十兵衛 (sushi jubei)
広々とした、しかし一切のムダのない凛としたカウンター越しに「へいいらっしゃい!」と威勢の良い掛け声で挨拶をしてくれる若き大将の塚田さん。札幌の「すし善」で修行の後、2代目としてお店を継いだ。地物を中心に、若き大将が繰り広げる十兵衛ワールド。福井ナンバーワンの実力をこれでもかと体験させてくれる、楽しい寿司屋だ。
【アクセス】
福井駅からタクシーで約10分
【コース】
昼:おまかせ握りコース1万円
夜:おまかせコース2万円
【このお店のスペシャリテ】
・ボタン海老ウニのせ
とんでもない大きさのボタン海老を3日ほど寝かせ、プリッとした新鮮な食感とねっとりした甘さが絶妙なバランスで味わえる逸品。甘海老、ウニ、そして甘海老の卵。赤黄青の色鮮やかな見た目も美しい。
・越前ガニとズワイガニ
11月以降、カニのシーズンになると食べられる福井ならではのスペシャリテ。これを食べるために訪れるべき。越前ガニの濃厚で上品な苦味のある蟹味噌。セイコガニ(ズワイガニのメス)のサクサクとした驚きの食感。カニ酢に少しずつつけながら、エンドレスで食べ続けられるくらい最高の逸品。
・かつおの燻し
脂の乗ったかつおを藁で燻し、おろしポン酢をたっぷりとかけて召し上がるつまみ。口の中に入れた瞬間にガツンとくる美味さ。そして藁で燻しているからこその皮目のパリッとした食感と鼻に抜ける藁の香りが忘れられない逸品。
・ひらめ
北陸は白身が美味い。それをストレートに感じさせてくれる逸品。口に入れた瞬間にネタとシャリがバランスよく自然にほどけていく。ムダのない、自然体な寿司こそ、十兵衛イズムの真骨頂。
・金目鯛
想定外のコリっとした食感とフワーッと広がる香ばしい香り、脂を楽しむにぎり。永遠に噛み締めたい逸品。
・ウニ軍艦
ウニの濃厚さはもちろんだが、磯の香りが強烈に伝わってくるパリパリの海苔が特徴的。海を食べているような気持ちになるウニ軍艦は十兵衛ならでは。
【まとめ】
北陸寿司界隈の若大将、塚田さんはノリが良く気さくなキャラ。気構えることなく、会話を通して食事を楽しむのが十兵衛スタイル。福井のネタを中心に奏でられるおまかせコースは、毎回新たな作品が出てくるので楽しい。特に11月以降カニのシーズンは絶対に訪れるべき時期で、1年の中で最も十兵衛ワールドを体感できるのではなかろうか。ここからさらに勢いが増していくこと間違いなしの福井ナンバーワンの名店だ。
【食べログ】
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