【恵比寿】ハイクオリティ・ハイセンス!満足度満点の穴場名店「鮨 くりや川」
鮨 くりや川
(sushi kuriyagawa)
恵比寿ガーデンプレイスから徒歩5分程度歩いた場所のとあるビルの地下一階、隠れた名店がある。「鮨 くりや川」だ。40代の気さくな厨川大将が自信を持ってお届けするおまかせコースを堪能する。
【アクセス】
恵比寿駅から徒歩10分
【コース】
おまかせ:18000円
【このお店のスペシャリテ】
・赤身
塩釜の旋網。温かくかためのシャリがほろける。いきなり先制パンチ。
・ウニの先出し
ムラサキウニに、ホタテと、ホタテ出汁とトマトでつくったムースというフレンチのようなオシャレなつまみ。女子ウケにもってこい。
・炙りボタンエビ
素晴らしいシンプルなつまみ。1日だけ寝かして火入れ。香ばしさと甘みが素晴らしい。
・アワビ
千葉の大原のアワビ。あえて分厚くカットすることで香りを楽しませるという演出。ムッチムチを楽しむならこのカット法だと確信。いつまでも噛んでいたい。
・のどぐろ
ここからは握り。まずはエロエロ女子大生的なのどぐろから。レア加減が本当にエロい。
・新子
やはり天草。可愛らしいフォルム。儚い。口に入れた瞬間の爽やかな香りが素晴らしい。すだちとゆずで柑橘の味わいに仕立てている。センスが素晴らしい。
・サバの冷汁風
宮崎の郷土料理冷汁をアレンジした面白い逸品。鯖、きゅうり、カリカリ梅、シャリを混ぜながら食べる。見た目以上に軽くて、余計にお腹が減ってくる。ライトな味付けで素晴らしい。
・キンキの煮付け
網走。身長が低めの前髪パッツン系女子のようなイメージ。無農薬の梅がアクセント。キンキの肝はあん肝のよう。日本酒に合う。
・焼サワラ
ライオンキングの砦に見えるようなフォルム。お茶の葉で薫製。後半追い込み型でお茶の香りとサワラの脂がミックスすることでチョコレートのような香りが漂う。
・トロ
塩釜の旋網。この時期になかなか国産マグロが出回らない中で出せるのは信頼の証。口に入れた瞬間一気に甘みが広がる誘惑の甘さ。エロい。
・赤ウニ
天草。面白いまろみのある味。スイートな味わいで優しさがある。性格の良い方言女子のような感じ。
・石垣貝のしゃぶしゃぶ
面白い食べさせ方。石垣貝を出汁に通してしゃぶしゃぶし、ポン酢で。一手間加えることで甘みが引き立つ。これは永遠に食べていたい。
・新イカ
夏の風物詩。素晴らしい滑り。コリっとした食感もあり、イカのエッセンスをいいとこどりでたのしめる素晴らしい豪華さ。白シャリとのバランスが最高。
・玉ねぎの紫蘇漬け
ピクルスのような味わい。玉ねぎの臭みがなくさっぱりとお口直し。さぁ、クライマックスへ。
・新イカのゲソ
ナイスフォルム。可愛すぎる。プラモデルのような建築美的な見た目に感動。美味い、美味い、美味い。
・シマアジ
高知県。コリっとした皮目の歯応えが素晴らしく、噛むほどに自然の脂と余韻が残る素晴らしい個体。
・イワシの棒寿司
千葉県銚子市のイワシ。噛むほどに美味くなっていく絶品棒寿司。イワシの青臭さがなく、ふんわりと脂が広がっていく。パリパリの海苔とのマッチングも素晴らしい。
・アナゴ
ふんわりいつのまにか消えていく食感。山椒の香りがアクセントに。美味い。
・新いくら丼
この日から始まったという新いくら。北海道の真妻わさびは粘り気がある。味付けも素晴らしく、優しく性格が良い。シャリとのバランスも最高。
・シャリ玉
赤シャリは単体でも全然キツくないまろやかでコクがある感じ。白シャリはデンプン質を噛み締めて味わう感じ。どちらも単体でパクパク食べれてしまう。
・デザート
塩アイスとワインゼリー。この組み合わせによりクリームチーズのような味がするアイス。最後までオシャレ。これにてくりや川劇場、閉幕。
【まとめ】
「このネタが圧倒的に美味かった!」というよりも「トータルでバランスよく美味かった!」という寿司屋で、「性格の良い寿司屋」という形容がハマる印象が残った。ハイクオリティ、ハイセンスのつまみが7.8品、そしてバランスの良い握りが12カン程度という構成。食べ飽きず、食べ疲れせず、満腹になりすぎない、でも満足感も充実している名店。比較的予約も取りやすいので、穴場。また行きたいと思わせてくれる素晴らしい寿司屋だ。
【食べログ】
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13135152/top_amp/