【築地】20品8000円~のおまかせは満足度抜群!令和時代のハイブリットネオ寿司屋「築地すし Omakase」
築地すし Omakase
(tsukiji sushi omakase)
日本中の魚達が集まった市場、築地。豊洲に市場が移転しても未だ活気は抜群。そんな「魚の街」築地の場外に、2020年2月にオープンした大注目の寿司屋がある。
その名は「築地すし Omakase」。寿司職人養成学校である東京すしアカデミーで、講師として2000人以上の職人達を育成してきた大将の東さん。職人歴20年以上の大将が挑戦する、コスパ抜群なハイブリットな江戸前寿司を楽しむ。
【アクセス】
築地駅から徒歩7分
【コース】
おまかせ1.2万円
【このお店のスペシャリテ】
・イカウニ
冒頭に登場するのは小倉のレジェンド店「天寿し」を彷彿とさせる豪華絢爛なイカ。食べるのがもったいない刹那的かつ芸術的な握りだ。
・トビウオ
九州のトビウオをガリとゴマ。柔らかな食感。アジよりもさらにクセのないさっぱりとした味。
・ヒラメ
ここからスペシャリテでもある白身を3連発。
まずは熟成7日目のヒラメ。シンプルイズベスト。
・シマアジ
熟成2週間。シマアジはやはりやや長めの熟成により脂が身全体に行き渡る。上品な香りと脂の甘い余韻が尾を引く。美味い。
・アオチビキ
熟成8日目。ほんのりとした旨味が香る。これぞ熟成白身というネタ。白身3連発、満足。
・カワハギ
寝かせて旨味を凝縮。肝は新鮮。シャリが大きめで食べやすい。
・アジの磯辺巻
軽く酢で締めたアジでガリ、キュウリ、ゴマを巻いたつまみ海苔巻き。永遠にパクパクできる危ないやつ。
・サバの燻製
このお店のスペシャリテ。フレンチのような演出。桜の薫香がガツンと鼻を直撃する。これがまず衝撃。塩麹で味を染み込ませたサバは口に入れた瞬間のインパクトを演出。脂の乗ったグラマラスなサバが桜の香りでますます美しく輝く。見て美味しい、食べて美味しい逸品だ。
・シャリ玉
コシヒカリと信州米をブレンド。酢は3種の赤酢をブレンドしているがまったくクセがなく永遠に食べられる。ふっくらとしてニコッとしてしまうシャリだ。
・あん肝スイカ
東京の名店、すし匠の看板メニューを模範した握り。あん肝とスイカの奈良漬の相性の良さを実感できる。
・マカジキの蛇腹
熟成20日。通常ではあり得ない、「筋」を楽しむツウな逸品。噛めば噛むほど筋から旨味が染み出してくる。大トロほどのしつこい脂感がなく、上品な脂はカジキ特有。大将のご厚意で隠れたスペシャリテを提供していただいた。
・締めチョウザメ
なかなか食べられないツウな逸品をさらに繰り出された。なんとチョウザメの握り。脂が乗ってぷりぷり。独特な香りは唯一無二。想像以上にコッテリ系。パンチを食らう衝撃の握り。
・石垣鯛の縁側
これまた珍しい逸品。縁側というとカレイやヒラメなのは、取れる部位の面積が多いから。縁側はどの魚にもあるヒレ近くの部分だが、普通の魚は少なめ。だからこそ限定的な握りとなる。丸みのある脂が特徴的。かなりレア。
【まとめ】
つまみ10品、握り16品。東京でボリューム満点のおまかせコースはなんと12000円。つまみ9品、握り13品の8000円のコースもあり、都内でこのレベルの寿司屋としてはコスパ抜群。なかなか食べることのない珍しいネタもあり、楽しい。
すしアカデミーの元講師である大将の東さんはクラウドファンディングで開業支援を募ったり、昼間の時間帯にインバウンドの観光客向けに握りの体験教室を開催するなど、ビジネスマンとして長けた一面もある。職人であり、経営者でもある寿司人が手がける寿司屋は尖っていて面白い。
すでに予約が埋まってきているというが、これからさらに予約困難に間違いなることないだろう。予約が取れなくなる前に訪問しておきたい、注目の寿司屋だ。
【食べログ】
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