【愛媛】瀬戸内海の白身づくしと極ウマ牛タンを同時に楽しめる、夢のようなオンリーワンの寿司屋「あか𠮷」
あか𠮷(akakichi)
サイクリングの聖地、しまなみ海道。その道中、瀬戸内海に浮かぶ愛媛県伯方島。島の中にポツリと構える一軒の店「あか𠮷」。瀬戸内海の新鮮な白身の数々、そして最高に美味い牛タンまでも楽しめるというなんとも尖っている唯一無二の名店。大将の赤瀬さんの気さくで優しい人柄もステキだ。
【アクセス】
今治駅からタクシーで30分
伯方島道の駅からタクシーで10分
【コース】
おまかせ8000円~
【このお店のスペシャリテ】
鬼エビの漬け 頭を添えて
コリッ、ぷりっ、甘い。元気で健康な甘さを感じる最高のエビ。北陸のエビとは違うなという印象。美味すぎる。
厚切り牛タン 梶谷農園のハーブを添えて
あか𠮷のスペシャリテ。寿司屋なのに肉が食べられるという既成概念を崩されるインパクト大の逸品。タン史上ナンバーワンと言っても過言ではない、もはやステーキと言っていいタンだ。コリッとした後にすぐ嚙み切れてしまう柔らかさ。ここは寿司屋なのになぜ、というくらいのレベルの高さを感じさせる、ここに来たら絶対に注文したい逸品。
コウイカ
食感を楽しむ逸品から握りがスタート。ゴツめに切ったコウイカ。甘みは少ないが食感がとてつもなく健康的な贅沢な寿司。
マコガレイ
寿司に合わせるためにすこし寝かせたねっとりさと広がっていく旨味を最高に楽しめる逸品。上に乗った小さな縁側の食感アクセントもたまらない。これも愛媛前寿司といったあか𠮷の代表格。
藤本さんの魚捌きタイム
いまや全国の料理店で注目をされるカリスマ漁師「藤本さん」が〆た魚たちが目の前で捌かれていく。見ているだけで楽しい時間。この日はナゴヤフグ、タイ、カワハギ、ヒラメ、ブリなどの魚を、大将が目の前でさばいてくれた。
ブリ
釣りたてのブリを寝かせずにすぐ捌き、握りで食べるという挑発的な逸品。思った以上に歯ごたえがなく柔らかに解けていく。目を閉じて集中して香りを楽しむべき逸品。
タイ
ギュインという歯ごたえが忘れられない贅沢なタイ。まったく臭みのない、さっきまで生きていたかのような鮮度を楽しめるここでしか食べられないスペシャリテだ。
赤貝
まるでフルーツ野菜を食べているかのようなフレッシュでさわやかな香りを感じられる逸品。シャキシャキとした新鮮な食感と余韻を楽しむべし。閖上のブランド赤貝よりも印象的な最高級品だ。
炊きうなぎ 山椒を乗せて
見た目はアナゴに見えるが、うなぎ。炊いてほろほろになった甘ダレたっぷりのうなぎに山椒を添えて。うな重を寿司で表現するとこうなる、といったところだろうか。間違いない逸品。
たまごシャリごはん
これは最上級に美味い締めの一品。卵焼き×シャリ。卵かけご飯の進化系的逸品。これまでのたまごネタで最も印象的で美味かった。これが好きすぎて北海道に送ってほしいという常連さんもいるほど。
【まとめ】
とにかく楽しい寿司屋。ここでしか食べられないネタのオンパレードに、気づけば5時間が経っていた。カリスマ漁師藤本さんの魚は、いまや全国でもブランドになっている。気さくな大将の解説と合わせて、藤本さんが〆る究極の白身をこれでもかといくらい楽しませてくれる。
正直アクセスは悪い。しかし「ここでしか食べられない」という体験を最大級に味わえるため、わざわざ足を運ぶ価値があるのだ。自信を持ってオススメしたい、地方の隠れた名店である。
【食べログ】
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