【小倉】愛に満ち溢れた空間で味わう、北九州前寿司の元祖「寿司 もり田」

【小倉】愛に満ち溢れた空間で味わう、北九州前寿司の元祖「寿司 もり田」

 

寿司 もり田  (sushi morita)

福岡県小倉市で全国的に名を馳せている「天寿し」。実はもう1店舗、伝説的な名店がある。その名は「寿司 もり田」。醤油を使わず、塩とカボスで食べる独創的な北九州前の寿司を生み出したパイオニア的存在。創業40年、地元での歴史を作ってきた、唯一無二の北九州前寿司を楽しむ。先代の大将は現在85歳。体力的側面から、現在は40歳の息子さんがカウンターに立つ。

 

 

【アクセス】

小倉駅から徒歩7分

 

 

【コース】

おまかせ:15000円

 

 

【このお店のスペシャリテ】

・きぬ貝

青柳のことを北九州ではキヌ貝と呼ぶらしい。サッと炙って、一味唐辛子。グニュっとした独特の弾力と、火入れしたことによる甘み、そして一味のスパイシーな辛味がコラボする。

 

・イサキとムラサキウニ

山口県萩のムラサキウニ。大粒で甘い。

 

・シマアジ

朝獲れのシマアジ。一味をふりかけ、生姜醤油で。コリコリ食感がたまらない。

 

・カツオ

ここから握り。生姜の薬味を乗せて。ふんわりと溶けるカツオの脂と白シャリのバランス最高。昔ながらという感じの寿司で、味わい深い。

 

・ヒラマサ

コリコリからの、とろん。食感も旨みも楽しめるイケてる逸品。

 

・フグ

フグ特有のギュインとした弾力は力強い。もみじおろしがピリリとくる。口の中で二重にも三重にも重なる立体的な構造になっている。

 

・タチウオ

軽く火を入れて。皮目と身の食感、脂。これまた立体構造。

 

・生車エビ

北九州では生車エビで食べることが多いイメージ。ギュインッッとしたバネを感じる逸品。美味い。

 

・剣先イカ

これぞ北九州前寿司の代表格ネタ。細かく包丁を入れたイカをサッと炙ることで外ハネウェーブを作り出す。その上にはムラサキウニ、トビウオの卵とびっこ、そして一味を。まさに芸術アート。これを作る大将は芸術家であり、カリスマ美容師とも言えるのではなかろうか!

 

・ムラサキウニ

見た目は控えめなウニ軍艦。だがしかし口の中で驚きが。なんとこれにもとびっこが潜んでいるのだ。ウニのとろりん食感ととびっこのプチプチ弾ける食感のハーモニー。スタンディングオベーションしたくなる。

 

・赤貝

橙をかけて、そしてシソでさっぱり爽やかに。

 

・のどぐろ

案の定、反則。誰が食べても美味い。

 

・子持ち昆布

ウニのせ。トロッと感とプチプチのコラボはまさにドーピング。口の中が楽しい。

 

・アナゴ

甘くてほろり、ちょっとだけビターな感じはまるでチョコレートのよう。

 

・漬け

わずか10分程度だけだし醤油に漬けた、さりげない漬け。塩味の主張は控えめで、かなり食べやすい味に仕上がっている。見た目以上に美味い。

 

・シャリ玉

昔ながらの白シャリ。甘めかなと思い食べてみると塩の効いたキリッと系のシャリ。銀シャリというイメージ。これをただ握ったおにぎりを食べたら、絶対美味い。

 

 

【まとめ】

創業40年、全国の寿司通から愛されているお店ということがよくわかった。女将さんの温かい接客と、大将の心がこもった握りは愛がこもっている。握りは小ぶりなのでパクパクと食べられるし、北九州特有の創作系の仕立ては体験する価値アリ。これからも末永く繁盛し続けてほしい、全国有数の「愛」に満ち溢れた歴史ある名店だ。

 

 

【食べログ】

https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/fukuoka/A4004/A400401/40000408/top_amp/

 

 

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