【名古屋】職人的シェフが旬の地物食材を活かし仕上げる、予約半年待ちの和製イタリアン「イル アオヤマ」

【名古屋】職人的シェフが旬の地物食材を活かし仕上げる、予約半年待ちの和製イタリアン「イル アオヤマ」

イル アオヤマ (il aoyama)

名古屋市の高級住宅街エリア、泉。静かな住宅街の中でオーラを放つ、一軒の人気イタリアン店がある。その名は「イルアオヤマ」。2014年にオープンし、今や名古屋で予約が取れない店のひとつとして有名。職人気質、42歳の青山シェフがこだわりにこだわり抜いた和製イタリアンの世界を存分に堪能する。

 

 

【アクセス】

高丘駅から徒歩5分

 

 

【コース】

おまかせ:1.8万円

 

 

【このお店のスペシャリテ】

・コンソメスープ

スターターはお上品なスープから。ホクホクのそら豆とトリュフの香りのマッチングが良い。ここからイルアオヤマの世界が始まる。

 

・シマアジのカルパッチョ

三河湾産。熟成5日目。脂と旨みが凝縮されたシマアジは、ブリのような味がする。しっとりとした脂の余韻に浸る。キャビアの塩っ気と菜の花の苦味が魚の旨みをさらに引き立てる。

 

・白魚のフリットと自家製カラスミ

白魚は身に纏った衣が特徴的。とにかく軽い。自家製カラスミは白ワインでの塩抜きの影響で軽やかに仕上がり、ほのかな酸味が広がる。タルタルのような味がする面白い逸品。

 

・焼マナガツオ

煮てとったダシを活用したソースとともに。京都の大根も柔らかなシャキシャキ感で美味い。食べたことがないような繊細で優しい、技術的な味がする。

 

・トラフグの白子パスタ

間違いない美味さ。モチモチツルツルの自家製手打ちパスタ。そこに合わせるのは高貴なトラフグ白子とアラビアータの微かなスパイシー感。シェフ曰く白子と唐辛子の相性は抜群とのこと。だからこそアラビアータと白子という組み合わせが効いてくる。白子の食べ方を学ばせられた逸品。

 

・ホワイトアスパラとトリュフのリゾット

ホワイトアスパラを細かくカット。まるで姫竹のような食感が面白い。トリュフのほんのりとした高貴な香りも素晴らしい、上品なリゾット。赤ワインと合わせることで、より一層多幸感に包まれる。

 

・鹿肉のソテーと筍

メインの肉。この日は鹿、鴨、牛の中からどれかひとつを選択。今回は鹿肉をチョイス。ナイフ入れた瞬間に柔らかさがわかる。噛むほどに伝わる、上品だがどこかワイルドな味。こんな肉体になりたいと思わされる野生の上質な鹿肉に惚れた。

 

・バニラアイスと寒熟いちご

甘さ控えめだが濃厚なバニラアイス。そして愛知県新城市の「寒熟」紅ほっぺが下に隠れる。「寒熟」は天皇陛下が誕生日に食べるという極上のイチゴでなんと一粒1500円ほどするという。食材にこだわる青山シェフの哲学が最後まで伝わってくる。

 

 

【まとめ】

名古屋の超予約困難店のひとつ。新規の予約は現在受け付けておらず、訪問するのが難しいが、行く価値あり。メインの肉以外はほとんどが三河湾を中心とした地物の魚という構成にこだわりを感じる。全ての料理が美味しい。また、6席という少人数の空間も非日常的でステキ。

シェフの青山さんはブレない自分の哲学を貫き通す職人。国内外からfoodie達が足を運び、現在は予約半年以上待ち。名古屋で輝く和製イタリアンの名店だ。

 

 

【食べログ】

https://s.tabelog.com/aichi/A2301/A230104/23054325/

 

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