【福井】味、器、空間…五感に訴えかけてくるセンス抜群の日本料理屋「一燈」
一燈 (itto)
福井市の繁華街、片町から外れた通り沿いに佇む、趣のある立派な建築。日本料理屋「一燈」。41歳のご主人、倉橋さんが仕立てる、「福井ならでは」の日本料理を、広々とした和スタイリッシュな空間の中で楽しむ。
【アクセス】
福井駅から徒歩15分
【コース】
おまかせ:1万円
【このお店のスペシャリテ】
・黒龍 大吟醸 龍
乳酸菌のような香りがとても印象的。全国に誇る福井の地酒。ワイングラスでオシャレに飲むのがカッコいい。サラッとした飲みやすさ。
・お椀
越前がにのすり身揚げと里芋の白味噌仕立て
かにの風味を存分に楽しめるすり身揚げをハフハフしながら、ほおばる。白味噌の柔和な甘みに包まれて、心の中でニコッとしてしまう。これぞ和食という心もカラダも温まる逸品。
・お造り
ブリ、カジキ、サワラ、アオリイカ、ウニ
特にイカとうにが最高。ハードな食感のイカとウニの甘みにすだちの爽やかな酸味がベストマッチ。贅沢なお造りの盛り合わせ。福井の魚介レベルの底力を感ぜずにはいられない。
・能登牡蠣と加賀大根、ほうれん草
ギリギリの火入れが施された牡蠣の食感にたまげてしまった。生に極限に近いプリプリ加減は完璧。ゆずがほのかにかおる出汁も素晴らしい。インパクトとさりげなさのバランスが絶妙で、料理人の腕前を見せつけられた。一番印象に残った、シンプルだが奥深い逸品。
・若狭牛の朴葉味噌焼き
・福井宮崎村の炊きたて白米
日本に生まれて良かった!と感動するごはん。白米だけで最高に美味い、シンプルなものが結局一番美味いということを教えてくれる締めの逸品。
朴葉味噌と絡めた若狭牛は誰が食べても美味いとしか言いようがない。そして地物のシラスとごはんの相性もこれまたナイス。あまりにも美味しすぎて4杯もおかわりしてしまった。
【まとめ】
想像以上に満足度が高く、また来たい。と純粋に思えるステキな料理屋。ひとつひとつのお料理はさりげないがしっかりと味がついていて食べ応えも十分。お出汁を柱に、地元の食材を使い、地元の調理法も散りばめた「福井ならでは」の日本料理を探求しているご主人の姿勢がカッコいい。また、店内の内装が非日常的でこれまたカッコいい。
和のセンスが詰まりに詰まっているこの贅沢な空間で楽しむお食事は、夢のような時間。
非日常的な空間で、地方ならではの日本料理を楽しめる名店だ。
【食べログ】
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