【福島】大阪発、一流を目指す女性職人が握る、繊細で柔和な寿司「鮨 千陽」
鮨 千陽 (sushi chiharu)
大阪の名店が立ち並ぶ街、福島。路地の一画に思わず通り過ぎてしまうようなさりげない店構え。「鮨 千陽」は、寿司職人養成学校の卒業生がカウンターを切り盛りする、一風変わった寿司屋。今回は女性寿司職人、豊島さんが握る寿司の世界を体験する。
【アクセス】
福島駅から徒歩3分
【コース】
おまかせ:8000円
【このお店のスペシャリテ】
・甘鯛の昆布締め
粘り気のあるねっとりさが特徴的。柔らかめで甘めの白シャリとのバランスも良い。
・漬けマグロ
甘めの漬けと皮目の食感、余韻がステキ。マグロと和がらしとの相性はナイスカップル。
・ぶり
まろやかにとろける上質な甘さ。甘めのシャリとのバランス感が良い。
・芽ネギトロ
ありそうでなかった組み合わせ。芽ネギのシャキッとした食感をトロの脂と酸が覆い尽くす。面白いネタだ。
・甘エビの味噌汁
甘エビの殻で取ったエビダシの味噌汁。飲んだ瞬間にホッとする。日本人で良かったという思いになる。
・シャリ玉
米はかなり柔らかめ。水分量が多めで甘め、ふわっとしたシャリ。これはこれであり。いくらでも食べられそう。
【まとめ】
大阪の野田などにある「飲食人大学」という寿司職人養成学校の卒業生が早い段階で店舗デビューできるようにという想いから作られた寿司屋。今回は女性の寿司職人、卒業5年目の豊島さんが握る寿司を体験。
まだまだ改善の余地はあるにせよ、これからの寿司界を担う駆け出しの若手職人達の寿司を食べるという体験はなかなかできない。卒業してすぐにシンガポールや韓国など、海外の系列店での経験をする職人も多いとのこと。これからの未来の「sushi」文化がどうなっていくか、彼らとともに追いかけたい。
【食べログ】
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