【銀座】笑顔溢れる空間を演出する大将による、心が込められた口福の江戸前寿司「鮨 鈴木」
鮨 鈴木 (sushi suzuki)
銀座5丁目、銀座のど真ん中に佇む飲食店ビルの5階。「鮨 鈴木」は、文字通り大将の鈴木さんが40歳という節目の年、2015年に独立して開店した寿司屋。暖簾をくぐると、ニコリと笑うピーポくんの人形がお出迎え。まるで漫画のような覚えやすい顔の鈴木大将の「いらっしゃいまし」という接客から始まる、江戸前寿司の世界を楽しむ。
【アクセス】
銀座駅から徒歩5分
【コース】
おまかせ昼:1.5万円
昼は握りのみ
【このお店のスペシャリテ】
・タイの昆布締め
シャリの重厚感、がまず最初にインパクト。大きめでふっくらとしたお米の美味さをダイレクトに感じる。
・クエ
長崎産。小さい個体だがさりげない妖艶さがあり絶妙な美人。
・金目鯛
千葉県勝浦産。多少のあざとさがずるい。シャリとの相性抜群。
・赤身
静岡下田。色、艶、香り。赤身が1番好き。
・中トロ
下田。いいとこどり。
・大トロ
鹿児島。エロい。サクッとした食感を残しつつも口の中でふわーっと広がっていく上品な脂に唸る。
・コハダ
大ぶりにカットした大胆さ。コハダのイメージを覆すような、食べ応え十分の分厚い寿司。頬張り応え満点。
・春子鯛
春子鯛史上ナンバーワンかもしれない。こんなに大ぶりで肉厚なかすごは初めて。口に入れた瞬間の柚子の香りにニコッとする。ブリンブリンの食感に微笑みが止まらなくなる。これは来た甲斐があった。
・鯖の棒鮨
鈴木のスペシャリテ。ギリギリ間に合った。ゴツい食べ応え。腹が膨れる嬉しい一品。噛むほどにうまくなっていく。
・スミイカ
シャリとの相性抜群。柚子塩がベストマッチ。
・赤貝
大分産。ヌメッとした歯ざわりとブリンブリンの食感は唯一無二。香りも良い。
・バフンウニ
クリーミー。ほんのりと香る苦味が素晴らしい。
・車エビ
大分産。大ぶりなので2つにカット。肉厚ジューシーで滲み出るエビの旨みに心踊る。
・煮ハマグリ
柚子の香りがほんのり。噛むほどに滲み出るエキスがたまらない。味わい深い。
・鉄火巻き
これでもかとシャリを敷き詰めた食べ応え十分の締めの手巻き。色んな部位をミックスした中落ちのようなマグロとシャリ、そしてパリパリの海苔が組み合わさり昇天。
・シャリ玉
美味い。ふっくらと温かい感じ。
【まとめ】
1貫目の鯛の昆布締めを食べた瞬間に感じた、シャリの美味さが抜群だった。握りは他のお店よりもやや大きめのシャリで、食べ応えは十分。修行経験22年、45歳の鈴木大将は、フラットに接してくれ、とても居心地の良い空間で「美味い江戸前寿司」を楽しむことができる。大将のキャラクターに惚れた。また大将に会いに訪問したい名店だ。
昼は握り15貫で1.5万円。夜はつまみ7.8品に握り12貫ほどで3.5万円。
【食べログ】
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13184367/top_amp/