【浜松町】日本酒ペアリングをしながらより一層口内調理を楽しめる期待の新店「鮨 浩也」
鮨 浩也 (sushi hiroya)
東京タワーの見える街、浜松町、大門エリア。ここに、2020年7月、これからが楽しみな寿司屋が誕生した。その名は「鮨 浩也」。都寿司、鮨かねさかシンガポール、和食店での修行経験を経て、独立した本橋大将はなんとまだ30歳。自信を込めて繰り出される、こだわりのおまかせをいただく。
【アクセス】
浜松町駅から徒歩10分
【コース】
おまかせ:18000円
【このお店のスペシャリテ】
・鯖の棒鮨
挨拶代わりの鯖の棒鮨。大将が好きな魚だという。千葉県鴨川。直前に焼いて。さっぱりめの鯖で美味い。
・トマトのすり流し
上に蟹。桜えびの出汁で。トマトベースで美味いなぁ。日本酒新政のスパークリングとのペアリングが最高。後半から煮山椒と太白ごま油をミックスした油を入れて味変。素晴らしい味覚の楽しさ。
・冷製茶碗蒸し
サブマリンブルーというとうもろこし。素晴らしい甘み。
・稚鮎の天ぷら
ナスのソースで。日本酒。菊姫のにごり酒との相性もステキ。
・お椀
甘鯛と京都の山科唐辛子。ホッと一息。
・アジ
島根県どんちっちアジ。シャリ小なのが浩也のこだわり。ピレネー山脈のような山脈型フォルムに興奮が止まらない。
・ガリ
紅芋酢を使った面白いガリ。
・イシナギ
北海道。3日目。ヌルッとした食感と滑らかな食感にさりげなくエロティックさを感じる。
・イワシ
北海道。ナイスフォルムのイケメン。噛むほどに塩の味がするうまみタイプ。
・マコガレイ
石巻。ツンツンしてるように見えて、実は噛んでみるとすごくしっとりとした贅沢な良いヤツ。ツンデレ系ギャルのようなギャップが魅力的だ。
・カマス
炙り。美味い。さっぱり感もあり。
・ホタテ
最高に美味い。しっとりと、滑らかなつるんとした食感と柚子の風味が素晴らしい。個人的には素晴らしい。
・ホッキ貝
長万部。コーカサスカブトムシのような昆虫系フォルムに男子ならではの興奮が高まる。筋肉質な筋トレ系男子のような筋肉質を感じる。惚れてまうやろ。
・白イカ
メドューサフォルム。素晴らしい甘み。コリっとネットリ。
・車エビ
鹿児島。揚げるという独自性の高いアプローチ。面白い食感。香りが強くなる。これは楽しいなぁ。
・クジラ
ミンクの尾の身。鉄分感が素晴らしいワイルドな味わい。
・太刀魚
石巻。ほんわりとした繊細な食感。海苔と共に。
・とろたくウニ
絶品。贅沢でけしからん逸品。食べ応え十分のおまかせコース、これにて終了。
【まとめ】
これからの伸び代が無限大にある注目の寿司屋。まずはなによりも寿司屋らしからぬ、まるでフレンチのようなつまみと日本酒のペアリングの精度にびっくりした。つまみの段階で完全に心を掴まれながら、握りはシャリ小サイズで15カン。これでおまかせ1.8万円は満足度がとても高い。店名の「浩也」は大将の父の名と、大将の名を取って名付けた。まだ30歳という本橋大将の伸び代が本当に楽しみ。これからも応援し続けたい次世代の名店だ。
【食べログ】
https://s.tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13247407/top_amp/