【京都】年間24日営業の岡山県伝説の鬼才職人が魅せる!!異次元の料理と寿司を体験できる完全紹介制の名店「きう」

【京都】年間24日営業の岡山県伝説の鬼才職人が魅せる!!異次元の料理と寿司を体験できる完全紹介制の名店「きう」

 

きう

(kiu)

 

【アクセス】

京都駅からタクシーで10

 

 

【コース】

おまかせ40000

 

 

【いただいたもの】

・紫蘇ジュース

ビビットな赤紫色の冷たい飲み物でまずは喉を潤す。ここからおまかせがスタート。

 

・白甘鯛と蕪のあんかけ

お料理1品目は白甘鯛から。むっちりとした白甘鯛のプリプリ食感と蕪のホワッとしたあんかけが絡み合い無言で食べ進めてしまう逸品。

 

・太刀魚のフライ

東京湾の太刀魚をフライで。上には春菊と九条ネギのソースをかけて。2品目で揚げ物が登場しテンションが上がる。揚げたてサックサクでホクホクの太刀魚だけでも美味いのにソースと合わせることで大人の味わいに。

 

・新銀杏の胡麻豆腐


見た目が鮮やかな逸品。茶碗蒸しのようにプルップルの胡麻豆腐は口に入れた瞬間、胡麻の香りが一気に広がる。

 

・煮ホタテ

立派な煮ホタテ。上にどっさりとかかっているのは高麗人参と玉葱のソースとのこと。一体どうやったらそんなアイデアが思いつくのだろうか?大根おろしのみぞれのような見た目だが、エアリーでもふもふした不思議な食感のソースだ。

 

・賀茂茄子とペッパー生麩

ぶったまげた逸品。賀茂茄子とペッパー生麩を素揚げしたものに、モッツアレラチーズと茄子のペーストソースを組み合わせた、ここでしか食べることのできない至高の一皿。胡椒が効いた生麩は弾力食感の後に、ピリッとした刺激的な味わいが追いかけてくる。感動的に美味い。

 

・ムール貝の豆鼓醬炒め

牡蠣と見違えるほど立派なムール貝。ムール貝は近年日本でも養殖が行われているらしく、この日は愛知県篠島のムール貝とのこと。中華のエッセンスを加えたムール貝に、岡山県吉田牧場のハード系のチーズをまぶして贅沢に。中華とイタリアンの融合。すごい。

 

・薬膳カレーうどん

ガツンと記憶に残った一品。17種類の薬膳を使用した特製のカレーだけでも美味そうだが、なんとその下には特注のうどんが。香りからして食欲をそそられ、思わずよだれが溢れてしまう。野菜の旨みだろうか、優しい味わいのカレーと、太すぎず細すぎず、それでいてコシのあるうどんが合わないわけがない。

これまで食べたカレーうどんの中で、ぶっちぎり1位な美味さ。久田大将のレパートリーの多さは圧巻だ。

 

・つぶ貝土佐酢ジュレ

岩のようなゴリっとしたカットのつぶ貝に、細かく刻んだ針生姜と茗荷を。叩きオクラに梅肉を和えて、土佐酢ジュレにわさび。キラキラとした見た目の裏側には、細かいこだわりがたくさん詰まっている。つぶ貝のゴリゴリ食感と叩きオクラのねばねば感、そして土佐酢ジュレのさっぱりした味わいは、カレーの味がしていた口内を完全にリセットしてくれる。

 

・焼き鰻

シャコを食べているという鰻に、唐辛子とからしをのせていただく。おしゃれに鰻を楽しめる。

 

・ヤリイカ

ここからは握り。岡山の「すし処ひさだ」のシャリとは全く別物。なんとバルサミコ酢を使用したシャリだという。まろやかな甘みがあるバルサミコ酢だからこそ、砂糖を使わずともまろやかな味わいになるのだという。包丁が縦に入ったイカの食感が絶妙。

 

・のどぐろ

炙られて、見た目からすでに脂が滴り落ちそうな逸品。まろやかなシャリとの一体感があり、一瞬で口の中から消えた。

 

・アジ

もっちりとした触感とほんのり脂。さりげないけどとても美味い。

 

・赤身

軽く漬けにしているマグロ。この日は長崎県のマグロとのこと。ねっとりとした質感と脂の甘み、ほんのりと香るわさびの爽快感が相まってより一層美味くなっていく。

 

・中トロ

赤身よりも余計にまろやかな味わい。艶やかなフォルムにうっとり。

 

・石垣貝

夏のわずかな期間しか食べることのできない旬の貝。握った後にパチンと叩くと一気におっ立つフォルムが可愛い。ワタのシュワっとグニュっとした部分の触感が印象的だった。

 

・キュウリの糠漬け巻き

太く瑞々しいキュウリを糠漬けにし、ほんの少しのシャリとカンボジアの胡椒をかけて、海苔で巻いたシンプルな逸品。パキッというキュウリの食感と、パリッパリの海苔の食感の相乗効果は計り知れない。シンプルイズベスト。超絶うまかった。

 

・グリーンカレーラーメン

なんと出てきたのはミニラーメン。色々なエキスが詰まったグリーンカレーのスープ。上にはハラペーニョが少しだけのせてある。甘くまろやかなグリーンカレースープとハラペーニョの刺激が心地よい。

 

・もなか

最後はデザート。ルイボスティーとともにいただくのは、さつまいものペーストとチーズケーキを最中で挟んだ一品。最初から最後まで、既成概念を取っ払った自由度の高いきう劇場、これにて終了。

 

 

【まとめ】

今は年間24日しか営業しないという岡山県伝説の寿司屋「すし処ひさ田」の久田大将が、京都にオープンした「きう」。

「岡山の店は寿司屋だけど、ココは元寿司屋という設定」だというくらい、野菜を中心とした独創的で唯一無二の料理を楽しめるのが最大の特徴だ。寿司や日本料理に囚われない全料理ジャンルからのアプローチが施された料理はここでしか食べることができない。

そして後半にちょこっと握られる寿司はバルサミコ酢を使用した遊び心満載。

いい意味でお客をいじり、楽しい雰囲気をつくり出す久田さんの虜になった美食家たちが全国から集う理由がわかりました。

完全紹介制の店なので、なかなか訪問するのが難しいですが、ぜひまた伺いたいと強く思わされました。

 

 

【食べログ】

https://s.tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26034605/top_amp/

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