【名古屋】曲線美に思わずうっとりしてしまう、超新星の寿司名店「吉凰」

【名古屋】曲線美に思わずうっとりしてしまう、超新星の寿司名店「吉凰」

 

吉凰 (kikkou)

名古屋が全国に誇る繁華街、錦。ここに寿司の名店が2代目として蘇った。かつて名古屋伝説の寿司職人が営んでいた、名古屋駅前の高層ビル、ミッドランドスクエア41階にあったが、2018年に錦にて復活。その名は「吉凰」。まだ31歳の若き大将が繰り広げる直球勝負のおまかせコースをいただく。

 

 

【アクセス】

栄駅から徒歩5

 

 

【コース】

20000

 

 

【このお店のスペシャリテ】

・ヒラメ

3日目。しっとり、こりっと。

 

・ボタンエビとムラサキウニ

反則的な逸品。ボタンは2日目。紹興酒と昆布の出汁タレが最高に美味い。ビールが進む。余韻が長い。

 

・アワビ丼

茨城の立派なアワビ。素晴らしい。まずはアワビだけ。シャリがパンチ効いていてつまみ感。

 

・のどぐろ焼

対馬。言うことなし。だれが食べてもうまい。

 

・毛蟹、じゅんさい、岩もずく

握りの前にお口直しを。能登の糸もずくはジャキジャキ食感。歯が喜んでいる。さぁ、握りへ。

 

・メイチダイ

まずはメイチダイ。3日目。とにかく印象的なのは赤シャリ。固めでふわりとほろけていく食感に先制パンチを喰らう。

 

・石垣貝

新潟。右肩上がりのヘラクレスオオカブトのようなフォルムに興奮。食感、香り含めて、とり貝以上青柳未満。青柳寄りの食感。バウンドする。

 

・春子鯛

素晴らしいフォルム。これがキッコウ流。噛むほどにゴマの香ばしさが追いかけてくる上品で創作的な逸品。美味い。

 

・赤身

塩釜の旋網。18日目。マグロはやま幸。フォルムは正方形というか円というか。もう素晴らしい。

 

・中トロ

エロい。最初はサクッとだが、後から追いかけて絡みつく甘い脂は円熟の美魔女感。美魔女の誘惑から逃れられない。嗚呼、無情。

 

・新子

天草。3枚漬け。今シーズンで最も綺麗な新子の握りに見える。絶妙なヌルッとした滑り歯触りと酢加減。そろそろ新子も終わってしまうなぁ。

 

・白えび

ご存知富山の宝石。素晴らしいねっとり感。兵庫県芦屋の富裕層の娘のような感じ。育ちがいい感じ。

 

・剣先イカ

山口。3日目。素晴らしいとろみ。上を剥がすことでコリコリさをあえてトリミングするというこだわり。もはやイカではない。でもこれがイカの本来の姿かもしれない。

 

・イワシ

大阪湾。ほんのりと熟成。エロくくびれたしっかりとした丸みのある女性的なフォルムに興奮。42歳の美魔女系。

 

・車エビ

大分。たまげた逸品。口に入れた瞬間にとんでもない肉厚さに目が丸くなる。素晴らしい。最近食べた車エビの中でも1位レベル。キッコウイズム、恐るべし。

 

・バフンウニ

赤利尻。まるで寿司屋のソフトクリーム。甘く溶けて、シャリがきて、海苔の磯感がくる。海を感じる海鮮ソフトクリームだ。

 

・アナゴ

対馬。最後までフォルムが素晴らしい。ほろっとほどけていく。包容力にうっとりしてしまう寄り添い型のアナゴ。

 

・シャリ玉

やや固め。これ一種類なのでキツすぎない。見た目は完全にパンチある赤シャリだが、食べてみると酸は強くなく意外と食べやすい。

 

・フルーツ大福

季節のフルーツ大福。手作り。大ぶりでみずみずしすぎる桃が口いっぱいに広がる。最後の最後まで楽しませてくれた吉凰劇場、これにて閉幕。

 

 

【まとめ】

丁寧でストレートに美味い寿司屋。つまみ7品、握り12カンというおまかせ構成。なによりも握りのフォルムの美しさに惚れ惚れした。大将の中村さんは気さくで話しやすい性格だが、職人としてしっかり仕事をされており、お客との距離感もちょうど良い。まだまだ知られていないが、名古屋エリアでも相当ハイレベルな寿司屋。これからのさらなる成長が期待される、次世代の名店だと確信した。

 

 

【食べログ】

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