【名古屋】黒を基調としたモダン空間で気軽に楽しめる、ハイコスパで使い勝手良しの本格派寿司「鮨 村上」
鮨 村上
(sushi murakami)
名古屋のディープで騒々しい飲み屋街、新栄エリアからやや離れた静かな場所。「鮨 村上」は、名古屋の寿司屋「すし 鯔せ」から2019年7月にオープン。暖簾をくぐると、寿司屋のイメージとはかけ離れた、黒くてモダンなカウンターが広がる。開店1周年というタイミングで、コスパ抜群と話題のおまかせコースをいただく。
【アクセス】
新栄駅から徒歩5分
【コース】
おまかせ:10000円
【このお店のスペシャリテ】
・あん肝のうま煮
さっぱりとしていて食べやすいあん肝。重くなく、たくさん食べることができそうな危険な逸品。
・ハモしゃぶ
食べやすいぷりぷり系のハモ。梅肉が効いていて食べやすい。落ち着く逸品。
・マグロ藁焼き
おろしポン酢でさっぱりと。かなり食べやすく美味い。寿司屋が作るローストビーフの魚という感じ。
・ワタリガニの蒸し寿司
ここで蒸し寿司。シャリにフグ白子とウニをミックス。その上にふわりとしたワタリガニの身を。あったかくてほんわりとする落ち着く味。これまた食べやすい。
・蒸し鮑 肝ソース
ソースが特徴的。肝、生クリーム、チーズをミックスしてフレンチ風に。シャリ玉をインしてリゾット風に。酸とクリームの化学反応が食べやすい。
・イチミダイ
まずは白身から。小ぶりの握りサイズが可愛い。
・カワハギ
ポン酢と肝の相性がステキ。食べやすく万人ウケする味。
・カマス
炙り。皮目の感じはカマス特有のフォルム。香ばしくゴツゴツした感じが男前。
・のどぐろ
炙りの脂はあざとい。プルンプルンの艶めきにうっとり。エロティシズムの最高峰だ。
・アジ
美味い。シャリとのバランスがナイス。この辺りで、「食べやすい寿司」というのが村上イズムの真骨頂だと感じ始めた。
・コハダ
何度も言うが、かなり食べやすいコハダ。締めすぎず。絶妙に食べやすいなぁ。
・真ツブ貝
硬すぎない食感。食べ手側のツボがわかっている食感はステキ。何度も何度も言うが、食べやすいなぁ。
・漬け
濃いめの漬けでハードめな歯切れ。これだけ濃いと、カラシが合う。
・トロ
宮城県塩釜の180kg個体。アツアツのシャリとに、マグロの上品な脂が溶けていく。余韻が強く残る逸品。高級感が高い。
・ボタンエビの昆布締め
ねっとりさがじんわりと広がり続ける。あまーい逸品。
・牡蠣
面白い。マヨネーズ手前の卵ソースを。初めて食べた寿司。
・生しらす
静岡県駿河湾。海苔に負けないために海苔なしパターン。
・車エビ
しっかりと茹でながらもほんの少しだけレア。ハードめ食感が素晴らしい。これは美味い。
・バフンウニ
北海道。シックな空間でライトに照らされた超オレンジ色のウニは、映える。
・塩イクラ
かなりねっとりと塩辛いイクラ。濃いめ。酒を飲みたくなる。
・ウナギ
ふんわり、丼風に。食べ応え満点。
・シャリ玉
ほんのりとだけ酸があるくらいで食べやすいシャリ。大将曰く、赤シャリと白シャリの中間的な味にしているとのこと。
【まとめ】
なんといっても「この値段でこの品数か」と思うほどのコスパ、いい意味で食べやすい味、そして気軽に来店できる雰囲気がこのお店の良さだと感じた。1周年記念ということで、通常1.3万円のおまかせを1万円で体験することができたのは幸運。土地柄、深夜営業もしており、23時以降は5000円のおまかせコースが出現するというのも面白く、使い勝手が良い寿司屋だ。
【食べログ】
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