【岡崎】予約半年待ち、週イチ1組限定!大衆寿司屋の特別営業「寿し友司」
寿し友司
(sushi yuji)
名古屋から電車に揺られ40分、そして駅から徒歩30分という悪立地。愛知県岡崎市、最寄駅は矢作橋駅。以前訪問した、大衆的な営業スタイルの「すしの善衆」
が毎週の定休日を利用し、高級路線スタイルにモデルチェンジ。予約は半年待ち、ネット非掲載、週1で1組限定営業。そんな特別な寿司屋「寿し友司」の世界を体験する。
【アクセス】
矢作橋駅からタクシーで10分
【コース】
おまかせ:15000円
【このお店のスペシャリテ】
・白子のすり流し
・ヒラメの昆布締め
・クロムツの蕪蒸し
・スミイカ
まずは三河のスミイカからスタート。今朝獲れのフレッシュな食感。サクッとした歯切れはスミイカならでは。
・フグ
熟成8日目。三河湾の7kgサイズのモンスター個体。かなりギュインギュイン系。シャリとの間にはフグ皮を忍ばせて。美味い。
・シメサバ
見た目のフォルムがスレンダー美女系。三重県のサバを締めてから2日間寝かせて。真空で酢締めするという変態調理。口に入れた瞬間にうっとりしてしまった。美女に目が眩んでしまった。
・赤貝
三河湾の天然モノ。贅沢に食感を楽しむために2枚重ねコーデで。口に入れた瞬間のプリコリッ食感と特有の粘質が素晴らしい。余韻もしっかり。たまげた逸品。
・ツブ貝
北海道厚岸のツブ貝。食感を楽しむために厚くカットし、賽の目状に包丁入れ。香ばしい海苔を巻いて。噛むほどに笑顔になれる透き通る味わい。
・ハマグリ
三河のハマグリを美しい演出で。46℃で低温調理。フレッシュだがむっちりとした肉感がある。ムッツリスケベ系な美味いネタ。
・クジラ
岩手県のミンククジラの赤身。赤めいた美しい色艶。口に入れた瞬間にワイルドな香りが漂うが臭みがない。色男的なネタ。
・ブリ
氷見のブリ。口に入れた瞬間の色っぽい香りにうっとり。咀嚼するごとにエロいうまみが広がってくる。かなり若々しい熟女のような品のある女性的なネタ。
・クロムツ
三河湾のクロムツ。黒い皮がないとまるでのどぐろのような見た目。ブリ同様に香る。ぷりっとした若々しさ。
・エビの天ぷら
ここに来てシンプルなエビ天が登場。三河の天然車エビを太白ごま油で。口溶け軽く、レアな肉質の車エビ。ここに来ての天ぷらは完全に意表をつかれた。素晴らしい構成。
・春菊の天ぷら
・車エビのアタマ天ぷら
・バフンウニ
今日はロシアのバフンウニ。ウニの温度はひんやり系で、シャリが体温と同じ。いわゆる寿司ソフトクリーム。昆布感をしっかり美味い。
・大トロ
あざとい系フォルム。カナダの本マグロを1週間ほど熟成。コッテリめの海外マグロっぽい味わい。
・ヤイトガツオ
別名スマガツオ。長崎県五島列島のカツオ。4日寝かせ、鰹節に漬けて。口に入れた瞬間、ガツンとした強いうまみに襲われる。カツオカツオしい、なかなか食べたことのない味わい。
・ヒモキュウ巻き
締めは三河の天然赤貝でヒモキュウ巻きを。
・シャリ玉
寿し友司の赤シャリと善衆の白シャリを食べ比べ。米はコシヒカリとひとめぼれの2種類を9:1の割合でブレンド。赤シャリはかなり優しい味わいで、白シャリに近いシャリ。白シャリは砂糖も入った王道の中毒性が高い味わい。
・パンプキンチーズケーキ
デザートも大将の手作り。パンプキン風味のチーズケーキ。ハイクオリティのスイーツが出てくる寿司屋は好感度が高い。
【まとめ】
提供される寿司はもちろん、大久保大将の衣装、店内の照明など、普段の「すしの善衆」とは全く異なる空間に驚いた。この時点で既に美味い。そして繰り出される寿司に加え、途中で差し込まれた揚げたての天ぷらの登場に、これまた驚いた。特に三河天然車エビの天ぷらはぶったまげる逸品。寿司では三河湾の赤貝やハマグリなど、天然地物ネタの清純でクリアな味わいにも感動。
通常営業の「すしの善衆」の提供スタイルも徐々に「寿し友司」寄りにしているとのことで、まずは「善衆」を訪問していただきたい。かなり面白い隠れた名店だ。
【食べログ】
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