【新橋】骨太の美味いシャリ。全国トップクラスの巨大サイズな正統派江戸前寿司「新橋鶴八」
新橋鶴八
(shinbashi tsuruhachi)
新橋駅前、サラリーマンへの該当インタビューで有名なSL広場。そこに面するニュー新橋ビルの2階。中国人系のマッサージ屋が客引きをする異様なフロアの一画に、クラシックな正統派江戸前寿司の名店がある。その名は「新橋鶴八」。師匠「新橋鶴八」の石丸親方の跡を継いだ、キリッとした江戸前寿司の世界を堪能する。
【アクセス】
新橋駅から徒歩2分
【コース】
おまかせ:15000円
※今回は握りのみのおまかせ
【このお店のスペシャリテ】
・サヨリ
素晴らしいフォルム。かんぬきが解禁になったとのことで、サックサクの食感。何よりも口に入れた時の頬張り感がすごい。
・ヒラメの昆布締め
しっとりと香る昆布感。
・シメサバ
ぷっくりとダイナマイトボディ系。しっとりとした上品な脂が美味い。塩っ気のあるシャリとの相性抜群。
・カツオ
史上最大の特大フォルム。まるでローストビーフのような肉肉しい。
・赤貝
珍しい香川県の赤貝。口に入れた瞬間のぷっくぷくの弾力にやられる。俵型の大きめのシャリとの相性も素晴らしい。これは新ばししみづの赤貝も思い出す。
・漬け
艶やかでややぼってりとしたエロ系フォルム。軽く漬け。
・ブリ
石川県の天然。エロく女々しい。上品な後追いの脂が香る。温かなシャリとのバランスもグッド。
・ミル貝
面白いフォルム。ツブ貝に近いようなジャキジャキというよりはソフト系。
・小柱
ここも貝で攻める。あたたかめのシャリ、パリパリ磯風味の海苔、そしてひんやりの小柱。三位一体。
・コハダ
ここにきて王道の江戸前寿司が登場。斜めがけの甲冑型フォルム。美味い。キリッと系の噛むほどに渋く塩味が滲み出てくる。オトナのコハダといった感じ。
・のどぐろ
三段重ねのナイスフォルム。口に入れた瞬間の脂が回るが、全然くどくない。シャリとのバランスが最高。
・いくら
5分ほどしか漬けないさりげない味わい。ねっとりと卵黄のようなまろやかさを味わえる逸品。
・バフンウニ
小川のバフンウニ。この店のスペシャリテ。なんと言っても溢れんばかりの盛り盛りのサイズ感に興奮。口に入れた瞬間のひんやり溶けていくソフトクリーム感に悶絶。甘く溶けていく。
・煮ハマグリ
ナイスフォルム。甘だれのとろみがすごい。想像以上に柔らかく優しい味わいは熟練のモテ男感。美味い。
・アナゴ
デカすぎる。過去最大級。持った瞬間に1kgくらいあると錯覚するくらいの重量感。思い切り頬張るとトロッと溶けていく系。見た目以上に腹にたまらない。
・赤貝ヒモ
追加。ヒモを握りで。かなり長いヒモを2本で結って。タコの吸盤のような部分が素晴らしく美味い。今まで食べたヒモの中で1番美味い説。これは追加して正解だった。
・鉄火巻
きました本当の名物メニュー。いわゆる映えるやーつ。鉄火巻ではなく、もはやマグロの太巻。赤身、中トロ、大トロが入った贅の極み。
・シャリ玉
口に入れた瞬間に米の豊潤な香りが口中に広がる。米の粘り気を強く感じる甘さが素晴らしい。酸はほどよく奥深いうまみが。これまで食べた中でもかなり上位に入る、単体でも美味いシャリ。
【まとめ】
シャリ大きめの俵型フォルムの握りは、これまで食べた中でも最大級のデカいサイズで、寿司好きにはたまらない。何よりも米の力強さと甘みを自然に感じられるシャリが骨太なので、どのネタも素晴らしい。
一流の寿司屋が憧れる江戸前寿司の名店「新ばし しみづ」の清水大将と兄弟弟子にあたる五十嵐大将。親方の石丸大将による「鶴八」は神保町に移転したとのことで、こちらもいつか伺ってみたい。おまかせでなくても、好きなネタだけを食べてサクッと帰ることもできる。寿司好きにはたまらない名店中の名店です。
【食べログ】
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