【横浜】豊洲で1番のネタを仕入れるハマの番長に教わる、寿司という教養「なか條」
なか條 (nakazyo)
横浜スタジアムがある関内駅。駅から10分弱歩いた路地裏にひっそりと佇むのが「なか條」だ。神奈川県で食べログ1位に君臨し、「やま幸」の最高級マグロをはじめ、豊洲で1番の食材を仕入れているという寿司屋。最高級の珠玉ネタのラインナップを味わう。
【アクセス】
関内駅から徒歩7分
【コース】
おまかせ:2.5万円
※予算に合わせて、今回は握りのみでやっていただいた。
【このお店のスペシャリテ】
・アラ
まずはアラから。アラっぽくない艶やかさ。カンパチのような食感。
・スミイカ
江戸前の代表格。サクッコリッ。
・イサキ
豊洲でなか條にしか手に入れることができなかったという個体。本当に美味いイサキってこんな味なのか、と驚いた。
・白甘鯛の昆布締め
・かんぬき
サヨリの大きい個体の呼び名。これも市場で1本しかなかったという最高級品。モチっと分厚い食感、しょうがとの相性抜群。美味い。
・赤身
舞鶴の定置網。ここから同じ産地のマグロを個体別で4貫食べ比べ。まずは赤身。さっぱりとした味、酸の余韻が香る。
・中トロ
大きい個体。丸い脂。
・大トロ
美味い。まろやか。エロい。
・コハダ
佐賀。キリッと系。どんどん軽くなっていくから不思議。
・赤貝
ブランド、閖上産。剥きたては香りの濃さが違う。特有のフルーティで爽やかな香り。噛むごとに感じるぴちぴちとしたスタッカートな弾力。美味い。
・小柱
じゃくっ、じゃくっとした歯ごたえに驚いた。パリッとした海苔の食感も重なり歯ごたえの二重奏を堪能。
・トリ貝
愛媛産。これも市場でなか條だけが仕入れることができた貴重な逸品。直前にさっと炙ることで甘みや旨みがより一層増す。春を感じる素晴らしいネタ。
・ムラサキウニ
函館産。豊洲の1番の競りモノ。1貫の原価はなんと6000円という日本最高のウニ。口に入れた瞬間のヒンヤリとした冷たくて弾ける爽快感。そして口の中に広がる磯の香り。ガツンと心をえぐられた衝撃ネタ。
・バフンウニ
口に入れた瞬間のひんやり感最高。ムラサキウニと比較するとこちらの方が濃厚でクリーミー。マグロだけではなく、まさかウニの食べ比べもできるとは嬉しいサプライズ。
・車エビ
過去最高の巨大感。モンスター級。キングギドラのようなフォルムはモンスターハンターに出てきそう。過去最高の肉厚感を感じた。噛むほどに滲み出るエビの甘さをいつまでも味わっていたい。
・煮ハマグリ
噛むほどにどんどん甘くなる味わい深いネタ。
・アナゴ
【まとめ】
楽しい中にも時に背筋が伸びる、成長できる寿司屋。大将の中條さんは「大将」「番長」という印象で、気さくな一面がありながらも寿司への絶対的な自信、こだわりを曲げないアツい方。「寿司屋は同じ店に2回以上行って初めてわかるもの」「通うようになって初めて本当にいいネタを出してもらえるようになる」「美味い寿司屋を見極められるようになるにはお金と時間が必要」などといった金言をたくさんいただいた。一流の寿司屋に行く、という「教養」を学ばせてくれる。経験を積んでまた帰ってきたい、成長させてもらえる寿司屋だ。
【食べログ】
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14065294/top_amp/