【福岡】33歳の若き主人が仕立てる優しく上品な日本料理。割烹界の新星「井本」

【福岡】33歳の若き主人が仕立てる優しく上品な日本料理。割烹界の新星「井本」

 

井本 (imoto)

グルメ激戦区、福岡。中洲や天神からはやや離れた薬院大通駅から少し歩いたところに暖簾をかける割烹がある。店の名は「井本」。33歳の大将井本さんは、京都で修行の後4年前に独立。凛とした10席のカウンター空間で繰り広げられる、季節の日本料理を楽しむ。

 

 

【アクセス】

薬院大通駅から徒歩7分 

 

 

【コース】

おまかせ1.5万円

 

 

【このお店のスペシャリテ】

・蒸し鮑と加茂茄子 煮こごりジュレがけ

いきなりやられた。ゴロッと切られた蒸し鮑のムチムチ感をジュレと一緒に楽しむ。加茂茄子の柔らかな口どけもたまらない。思わず笑みが溢れてしまう、夏を感じる最高の逸品。

 

・白甘鯛と万願寺とうがらしのすり身

これぞ割烹、という料理。ほろほろとほどける白甘鯛、とうがらしの青い辛さがほんのりと香るふわっふわのすり身を、上品なお出汁とともに楽しむ逸品。食べ終わった後に、ほっと一息ついてしまうよな味。

 

・天然車エビのあられ揚げ浸し

あられを纏ったプリっぷりの立派な天然車エビは反則級に美味い。出汁を吸いやすく、口に入れた時にふわっとした食感になるという理由であられを使っているとのこと。大将の細かな技術が垣間見える逸品だ。

 

・博多湾の海鰻 白焼きとタレ焼き食べ比べ

海鰻の方が臭みがなく、大将的には川鰻よりも海鰻派だとのこと。脂ののりが素晴らしい個体を白焼きとタレ焼きで食べ比べるというオトナの贅沢感がある。白焼はクリスピーで鰻そのものの味を楽しむような感じ。

タレは実山椒がピリリと舌を刺激するパンチ力のある逸品。個人的にはタレ派。ごはんと一緒に食べたくなってしまうような味。

 

・練りたてわらび餅

ヌルっと、モチっとした舌触りは練りたてだからこその食感。こんなわらび餅は食べたことがない。こちらで井本劇場、終了。

 

 

【まとめ】

割烹はあまり経験したことがなかったが、若き大将の井本さんの気さくなキャラのおかげもあり、割烹初心者でも楽しませてもらえる。「割烹でいう出汁は、寿司屋でいうところのシャリですよ」との言葉に、なるほど!と学ばせてもらった。井本流の出汁を柱にした日本料理はどれも「ほっとする、優しい味」という印象。これからますます成長していくこと間違いなしの、楽しみな名店だ。

 

 

【食べログ】

https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40040809/top_amp/

 

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