【名古屋】天然キャラの大将が創り上げる怒涛の品数おまかせ「あま木」

【名古屋】天然キャラの大将が創り上げる怒涛の品数おまかせ「あま木」

 

 

あま木 (amaki)

名古屋の食の名店が軒並ぶグルメ街、丸の内。2016年開店。気づけば名古屋の食べログ1位の寿司屋になった「あま木」。現在はその人気から、電話番号は非公開。マイペースな大将が繰り出す品数多めのおまかせコースをいただく。

 

 

【アクセス】

久屋大通駅から徒歩約7

 

 

【コース】

おまかせ:18000

 

 

【このお店のスペシャリテ】

・イチミダイ

厚めにカットして。しっとり。

 

・ウニととうもろこしの冷製

ウニは愛知県のムラサキウニ。とうもろこしは甘くすっきりとした味わい。

 

・日間賀島のタコ

あま木のつまみのスペシャリテ。通年で提供している日間賀島のタコ。かなり肉厚で歯応え強めの食感に感動。自然の恵みに感謝。

 

・松茸とハモ

季節ネタ。イメージは、冷たい土瓶蒸し。クセのない食べやすい高級なおつまみだ。

 

・新いくら丼

季節ネタ。イメージはオトナの卵かけご飯。儚く味わい深い贅沢なネタだ。

 

・サンマの炙り

季節ネタ。脇役にゴボウチップス。大根おろしより相性が良い。

 

・カツオの漬け

千葉のカツオ。戻りガツオ気味のもっちり系食感。そして脇役の山わさびがいい刺激。そして極めつけはかつおぶし。カツオonカツオという旨みの応酬にノックアウトしてしまう。衝動的な芸術感にも感動。

 

・春子鯛

まずは春子鯛からのスタート。厚めにモチモチカットし、黄味酢おぼろをつけて、提供。ほんのりとした酸味が素晴らしい、ナイスなスターター。

 

・キスの昆布締め

大胆な長めのカットは嬉しいサプライズ。プリプリとした歯応えを感じることができる仕立てのセンスに脱帽。

 

・新イカ

もう終わりに近づいてる儚い旬ネタ。シャリが覆われるくらいくるんでいるフォルムは斬新。独特の滑らかな食感とふんわりとしたイカの甘さが特徴的。美味い。

 

・ミル貝

愛知県篠島の地物ネタ。季節ネタ。ジャキジャキの食感が素晴らしい。フレッシュで仕事のできる新人営業マン的な感じ。

 

・車エビ

三河湾一色。ここで赤シャリにチェンジ。半レアで、海老味噌の甘さとビターさを最大限に感じられる逸品。素晴らしい。

 

・漬けサワラ

これまた三河。ここにきてかなりねっとり食感。

 

・バフンウニ

バフンウニ。赤利尻。通称ピンクウニ。

 

・赤ウニ

唐津の赤ウニ。ビターチョコレート。

 

・太刀魚

淡路島の太刀魚を焼きで。そしてソースは落花生を茹でてペーストして。贅沢な塩バターを食べているかのようなつまみ感。日本酒が進む。

 

・アジ

流行りの大阪湾。アジやイワシは大阪湾。歯応えもありながらほんのりとした脂がしつこすぎず絶妙。

 

・新子

終わりの新子。なんと浜名湖のコハダ。脂というよりは噛み締めるほどに肉質を感じられる咀嚼型の新子。ちなみに新子の流れは、浜名湖天草船橋浜名湖というシーズン感があるらしい。

 

・漬け

ここからはマグロ3連発。まずは大間の延縄160kg。の赤身。夏のさっぱりとしたマグロというよりは秋感のある雰囲気がある。

 

・中トロ

こちらは北海道戸井の107kg延縄。色はそんなに良くないが、実はすぐ変色する方が味が濃いと大将。豆知識。最初に酸味がきて、後からじわっとちょうど良い脂が追いかけてくる。

 

・大トロ

こちらも戸井。うねりが凄まじいトルネード型フォルム。口に入れた瞬間に強烈な甘みが口中に広がる。唸るマグロだ。

 

・ワタリガニ

三河湾のワタリガニ。塩茹でして蒸しただけなのに身の味の濃さが強い。ナチュラルな美味さを実感できる逸品。

 

・イワシ

アジに引き続き、大阪湾。この切り口が、くぱぁ、というエロさを感じる。サクッした歯応えとじんわりと広がる上品な味わいの寿司。

 

・蒸しアワビと焼きナス

ここに来て夏を感じる冷製の一品ものが登場。ムチムチのアワビの食感を楽しみながら、冷えたお出汁をかきこむ。

 

・のどぐろの蒸し寿司

金沢「太平寿し」を彷彿とさせる面白寿司。のどぐろの出汁と木耳の餡がかかっている。シャリの酸が餡に絡まることでとろ甘酸っぱい味わいに昇華される。

 

・煮ハマグリ

ナイスフォルム。噛むほどに酸味がある貝の旨味が押し寄せてくる。なかなか食べたことがない面白さがある。

 

・ブリ

北海道羅臼のブリ。寝かせにより強い旨味がくる。この順番でくるブリはより一層美味く感じる。

 

・赤貝

三河湾。シーズンではないが、貝をリクエストしたら握っていただいた。酸を感じる青い感じが残る味。

 

・アナゴ

締めはアナゴで。塩とタレを贅沢に食べ比べ。塩は香ばしさを、タレはふんわりとした甘みを楽しめる。

 

・シャリ玉

シャリは白赤2種類を使用。赤シャリは予想外に大人しく、赤酢のコクを感じられる。一方の白シャリは塩っ気が強烈にきて、後からお酢の強い酸が追いかけてくる。普通の寿司屋だと赤白逆の味わいのようだが、あま木は白シャリが気が強めだ。

 

 

【まとめ】

気づけばつまみ10品、握り19カンを食べていた。ネタの半分は地物を使っているのが良い。ゆったり感がありながらも圧倒的なボリュームで満腹になれる。つまみは一捻り加えられたものが多い。握りは大胆なカットで食べ応え満点。もちろん味は全て一級品。ここまで品数が出てくる寿司屋は珍しいだろう。すし匠まさでの修行を積んだ天木大将はどこか天然なキャラ。肩肘張らずにリラックスしながら舌鼓できる、名古屋の名店寿司屋だ。

 

 

【食べログ】

https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23057712/top_amp/

 

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