【蕨】絶品の小鍋と大胆カットの赤シャリ握り!コスパ抜群な埼玉県の穴場寿司屋「輝鮨 分店」
輝鮨 分店
(kizushi bunten)
【アクセス】
蕨駅から徒歩2分
【コース】
おまかせ5000円〜10000円
今回は特別に握り多めのおまかせにしていただきました。
通常は料理多めの構成。
【いただいたもの】
・あん肝
まずはお通しであん肝から。奈良漬けと組み合わせて。あん肝は見た目以上にシルキーでピュアな味わい。奈良漬けの食感とのコントラストが良い。
・サクラマスの塩焼き
食べ応え満点、立派な焼き魚が登場。ほんのり脂の乗ったサクラマスは酒と塩でシンプルに焼いて。付け合わせの生麩の揚げ物と木の芽味噌もしっかり美味い。
・桜鯛とホタルイカと山菜小鍋
握り前のメイン、輝鮨のつまみスペシャリテである季節の小鍋が登場。今回は春の小鍋ということで桜鯛、ホタルイカ、そして筍をはじめたっぷりの山菜に生ワカメ。ぷりっぷりで新鮮な春の味わい。食べ応え抜群で、最高に美味い。とても好きな味わい。さぁ、ここから握りへ。
・スミイカ
まずはサクッとゴリっとした食感のスミイカから。黒い赤シャリが印象的。
・金目鯛
プリッと系でサッパリとした味わいの金目鯛。ネタのカットが大ぶりで食べ応え十分。スレンダー美人で愛嬌がある味わい。
・赤身
ここでマグロの登場。今日は千葉県勝浦の本マグロ。マグロは大善から買っているとのこと。証明に照らされたぼってりとした真紅の赤色はまるでハリウッド女優の唇のよう。酸を強く感じるマグロだ。
・シメサバ
メタリックな青銀部分と肉感のあるピンク部分のコントラストが素晴らしいアート性を感じる逸品。しっかりと締めている。後味サッパリ。
・中トロ
赤身よりもほんのり脂がある程度でサッパリめ。赤身とトロのいいとこ取り、いわゆる血合ぎしと呼ばれる部位。酸感のある余韻が心地よい。
・コハダ
王道の天草のコハダ。ちょうど良い締め加減で食べやすい。見た目が派手な赤シャリとの相性も良く、美味い。
・サクラマス
存在感のある旬ネタがここで登場。春を感じるサクラマスは分厚くカットして折り畳んで握る。フレッシュ感、もっちり感、トロッと感がたまらない。春が来た。
・ボタンエビ
存在感ある北海道ネタが続く。ぶりんぶりんで重厚感のあるねっとり食感。口福な逸品。
・ホタテ
またまた北海道ネタ。口に入れた瞬間のホタテに溺れる感覚が堪らない。
・アジ
立派。大ぶりなカットでいながらもシャープでスタイリッシュなフォルムがイケメン。人間だったらこの人モテるだろうなぁ。口に入れるともっちり肉厚食感。最高。
・車エビ
しっかり火入れをしているタイプの車エビ。噛むほどにエビの旨みたっぷりのエキスが滲み出てくる。
・クジラ
大好きなネタがここで登場。ナガスクジラの赤身部位。鉄分を含んだワイルドな赤色が映える。口に入れると想像以上に脂が乗っており悶絶。クジラの中トロ、といった感じだろうか。あまりにも美味すぎておかわりしてしまった逸品。クジラを侮ってはいけない。
・バフンウニ
ロシアのバフンウニ。ビビッとなオレンジ色が美しい。口に入れるとさーッと溶けていく。
・ホッキ貝
北海道ネタがさらに登場。ハードめな食感のホッキ貝。噛むほどに笑顔になってしまう。
・ツブ貝
こんなに立派なフォルムのツブ貝の握りは貴重。口に入れると海苔も含めた磯の香りがブワっと広がっていく。ゴリゴリの食感もマッチョ感があって素晴らしい。美味い。
・中落ち巻き
勝浦の本マグロの中落ちと赤シャリをたっぷり敷き詰めてパリパリの海苔で巻く。マグロ、シャリ、海苔の三重奏の破壊力たるや凄まじい。
・シャリ玉
見た目のインパクトがかなり強い赤シャリ。お米は岡山産のものを使い千葉の赤酢を使用。塩と砂糖は控えめ。単体で食べてみると見た目以上にキツい感じはないが、しっかりと赤酢のコクを感じるシャリだ。
【まとめ】
大将の西谷さんはまだ30歳という若さ。都内の寿司屋で修行し、27歳の若さで独立。2020年12月に料理経験豊富な職人、西野さんとタッグを組み「輝鮨 分店」をオープン。コロナの関係で「輝鮨」と「輝鮨 分店」どちらか片方ずつで営業中とのこと。西谷さんが切り盛りする「輝鮨」は握り中心、西野さんが切り盛りする「輝鮨 分店」はつまみ、料理が中心の構成とのこと。今回は両店のいいとこどりの構成で提供していただきました。これだけ食べてお会計は税込1万円。大満足でした。
料理も握りも美味く、お酒を飲みながら会話と食事を楽しむ地元客で繁盛している様子。予約も取りやすいので、埼玉県に用事がある方にはぜひ訪問してほしい穴場店です。
【食べログ】
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/saitama/A1102/A110202/11053735/top_amp/